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映像用電子技術の新たな地平へ
−マルチメディアの世紀を先駆けた男たち−

その点では、技術者たちに自由にトライさせ続けた、シチズンミヨタの開発風土こそが成功の要因だったと言えるだろう。歩留りが上がったため、採算性も向上し、黒字転換に成功。シチズンミヨタの電子ビューファインダーは、国内はもとより、世界のビデオカメラ市場で採用されるビッグヒット商品となった。さらに、超小型でありながら高解像度を実現する技術は、業務用ビデオカメラに搭載される1.5インチ電子ビューファインダーの開発、次世代技術としてのハイビジョン用機器の開発提供へと展開していったのである。
平成6年には、世界の電子ビューファインダー市場でトップシェアの座を奪取。それは開発プロジェクトがスタートしてから12年目のことであった。
だがその間にも、液晶化という次のテーマは始まっていた。電子ビューファインダー開発を離れ、生産技術課に移っていた三浦昇一郎のもとに、「液晶ディスプレイに使用するバックライトを作れないか」という要請が聞こえてきたのは平成3年のことである。
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