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  この物語の登場人物

笹崎 幸彦 笹崎 幸彦
水晶デバイス部 生産技術課 課長
昭和58年入社

ひと言
 2年ほど前から、川釣りの面白さにひかれて凝っています。千曲川や相木川などへでかけて、ヤマメやイワ ナをねらうわけですが、自然と一体になって過ごすのは、いいリフレッシュになっていると思います。

世界でシチズンミヨタにしかない技術に取り組む。
ゼロから携わってきたEVF開発

  私が入社した年に始まったのが超小型CRTと電子ビューファインダー(EVF)の開発。ですから文字通り最初から携わってきたことになります。
 超小型CRT及びEVFは、ノウハウのかたまりです。ブラウン管開発から製品化まで一貫して取り組んでいるメーカーというだけでも世界的に数少ないのですが、私たちが取り組んでいるのは超小型製品。ブラウン管、電子ビーム、開路技術などどれをとっても他にはない技術が創りだされましたし、蓄積されているのです。

さらに高機能、コンパクトを求めて
 現在は、ビデオカメラ用の生産品について生産技術を担当しながら、新規製品についても設計・開発を行っています。現在も、新しいCRTの開発に入っているところですが、従来以上に解像度を高め、鮮明な映像を確保することと、電子ビームをさらに小さくすることにより、製品をよりコンパクトにすることがテーマ。試作を重ねながら取り組んでいます。もちろんメーカーの研究開発というのは、限られた時間の中で進めていくものなのですが、自分たちで模索を重ね、設計・開発したものが世の中に出て行くことは、何者にも代え難い魅力です。



中野 明彦 中野 明彦
電子デバイス部 部長
昭和58年入社

ひと言
 CRT開発を行っていた当時のこと。試作を重ね続けても何ヵ月もの間うまく行かず、苦しんでいる中で、ある日初めて試作品が発光したのを目撃しました。あの瞬間の感動は忘れられません。

いつも冷静さと大胆さを持ってトライする。
未知の製品との出会い

 現在私が携わっているのは、液晶用バックライト・インバータの開 発・設計から生産技術まで、製品化のための技術全般です。
 それまで担当していたCRTに比べて、自分にとってはまったく未知 の製品との出会いということもあって、本音を言うと少々不安もあり ましたが、「新規製品にチャレンジしたい!」という気持ちの方が結 局、勝ったんですね。もちろん開発のための要素技術は異なります が、いかに小さくしていくか、省消費電力で高効率な製品に作り上げ ていくかというテーマは共通です。小型化していくことには自信があ りますから。

機敏な開発が求められる

 性能的にはトップクラスです。小型かつローコストだということ で、さまざまな製品の液晶ディスプレィに採用されています。ただこ れまでと発想を変えなくてはと思ったのは、きわめて多様な製品に対 応していかなければならないこと。シチズンミヨタの製品としては多品種少量 ですから、それに応じて機敏な開発・設計、量産化を実現しなくては いけない。材料技術などへもアプローチしていますし、取り組む課題 は多いですね。
 エンジニアには、失敗しても目標に向かっていく姿勢を持つこと、 そのなかにいつも冷静さと大胆さがあることが大切なんです。



三浦 昇一郎 三浦 昇一郎
取締役
昭和50年入社

ひと言
 かつて自分の設計した製品の温度特性を改善するために、毎日、寝る時間も惜しんで試行錯誤したことがありました。その苦労した製品が100万個を達成し、ビデオカメラ市場にCカセットVHS時代をつくったことは忘れられない思い出です。

「チャンスは今!」という時は必ずくる。

よし、やってやろうじゃない!!
 生産技術課長をしていた平成3年のこと、「液晶ディスプレイに使用 するバックライトを作れないか」という要請が寄せられてきました。 自ら発光することのできない液晶に、光を背後からあてることで視認 性を確保するバックライトユニットです。
 ポイントとなるのは、ランプを駆動させるインバータ回路。いかに 機構をシンプルにして小型化し、しかも省消費電力で効率よくするか ということでした。従来とは異なる新方式のインバータ回路を開発す ることで実現していったのですが、これを可能にしたのは、部門を超 えた開発スタッフのつながり。組織横断的なシチズンミヨタならではのことだ と思います。やると決めたら全体が一丸となるんです。

液晶バックライト市場でシェア拡大を
 現在は、液晶バックライト・インバータ部門の責任者として、開 発・設計技術から、生産管理、購買物流、製造、品質まで見ていま す。シチズンミヨタには、事業部として確立させた分野では必ずトップシェア を確保してきたという伝統がありますから、液晶バックライト市場で もシェアを拡大していきたい。と同時に、インバータ事業をさらに拡 げていきたいと考えています。
 大切なのは、つねに前向きに考えること。そして素早い意思決定を 行うことです。「チャンスは今!」という時が必ずあるものなのです。

※役職は現在のものです



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